カードローンの増額とは、契約時に設定された利用限度額を引き上げることです。既に契約しているカードローンの枠を広げることで、新たに他社で借入をする必要がなくなり、より便利に利用できるようになります。

カードローン増額の基本的な仕組み

増額は、契約者からの申請または金融機関からの案内によって手続きが始まります。利用限度額が増えると、借入可能な金額が広がるため、まとまった資金が必要になった際にも対応しやすくなるでしょう。

増額と新規借入の違い

増額と新規借入には、以下のような明確な違いがあります。

項目 増額 新規借入
契約数 既存の1件のまま 新たに1件追加
審査 利用実績を考慮 一から審査
管理のしやすさ 返済先が1つで管理しやすい 複数の返済先を管理
金利 限度額が上がると下がる可能性あり 新規契約の条件による

既存のカードローンで良好な利用実績があれば、増額の方が手続きもスムーズです。複数の借入先を持つと返済管理が複雑になるため、増額を検討する価値は高いと言えます。

増額のメリット

カードローンの増額には、次のようなメリットがあります。

  • 既存の契約を活用するため、新たな契約手続きが不要
  • 利用限度額が上がることで、金利が下がる場合がある
  • 借入先が増えないため、返済計画を立てやすい
  • 利用実績が評価されるため、信頼関係を築きやすい

特に金利面では、利用限度額が高くなるほど適用金利が低くなる傾向があります。これは利息制限法に基づく金利設定によるもので、限度額100万円以上になると上限金利が15%になるためです。

増額の申請方法と審査のポイント

増額を希望する場合、インターネット、電話、店舗窓口などから申請できます。申請後は審査が行われ、その結果によって増額の可否が決まるのです。

増額審査で重視される項目

増額審査では、以下の要素が総合的に判断されます。

  1. 契約後の利用実績と返済履歴
  2. 現在の収入状況
  3. 他社を含めた総借入額
  4. 信用情報機関に記録されている取引履歴
  5. 勤務先や雇用形態の変化

特に重要なのが利用実績です。定期的に借入と返済を繰り返し、延滞なく返済している実績があれば、金融機関からの信頼度は高まります。

一方で、契約後すぐに増額を申請しても、判断材料となる実績が不足しているため承認されにくいでしょう。

増額が難しい場合とは

次のような状況では、増額が承認されない可能性が高くなります。

  • 過去に返済の遅延や延滞がある
  • 契約時より収入が減少している
  • 他社での借入が大幅に増えている
  • 転職や退職により収入が不安定になった
  • 契約後の利用期間が短い

また、増額審査は新規契約時よりも厳しく行われる傾向があります。なぜなら、既に借入がある状態でさらに限度額を上げるため、返済能力をより慎重に見極める必要があるからです。

増額申請時の注意点

増額を申請する際には、いくつか気をつけるべき点があります。

まず、増額審査の結果によっては、現在の利用限度額が減額される可能性もあることを理解しておきましょう。審査の過程で収入状況や他社借入の状況が見直され、現在の限度額が適切でないと判断されることもあるのです。

さらに、増額申請は信用情報機関に記録されます。そのため、短期間に複数回申請すると、資金繰りに困っているという印象を与えかねません。申請するタイミングは慎重に選ぶべきでしょう。

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