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信用情報に問題がある、いわゆる「ブラック」の状態でカードローンを借りられるかという疑問に対して、結論を先にお伝えします。正規の貸金業者や銀行からの借入は極めて困難です。

ブラック状態とは過去の延滞や債務整理などで信用情報に傷がついている状態を指し、返済能力に疑問があると判断するため審査に通りません。

この記事では、ブラックの定義と正しい対処法について解説します。

ブラックとは何を指すのか

「ブラックリスト」という名簿が存在するわけではありません。信用情報機関に登録された事故情報が審査で不利に働く状態を俗に「ブラック」と呼んでいます。

ブラックになる主な原因

信用情報に事故情報が登録される代表的なケースには、以下のようなものがあります。これらに該当すると、一定期間は新規の借入が非常に難しくなります。

  • クレジットカードやローンの返済を61日以上または3ヶ月以上延滞した
  • 自己破産、個人再生、任意整理などの債務整理を行った
  • 代位弁済(保証会社が代わりに返済)が発生した
  • クレジットカードやローンの強制解約を受けた
  • 携帯電話本体の分割払いを延滞した

特に注意が必要なのは、携帯電話の分割払いです。本体代金を月々の通信料と一緒に払っている場合、これは立派なローン契約になります。

通信料だけの延滞なら信用情報には影響しませんが、本体代金の分割払いを延滞すると事故情報として記録されます。

ブラック情報が消えるまでの期間

事故情報は永久に残るわけではなく、一定期間が経過すると削除されます。ただし、その期間は事故の種類によって異なります。

事故情報の種類 登録期間(CIC・JICC) 登録期間(KSC)
61日以上の延滞 5年間 5年間
債務整理(任意整理・個人再生) 5年間 7年間
自己破産 5年間 7年間
代位弁済 5年間 5年間

起算点は、延滞なら延滞解消日から、債務整理なら手続き開始決定日からとなります。自己破産の場合、銀行系の信用情報機関であるKSCでは7年間記録が残るため、銀行カードローンの利用はその間不可能です。

消費者金融の主な参照先であるCICやJICCでは5年間で削除されますが、それでも長期間の制約を受けることになります。

ブラック状態で借入を検討する際のリスク

ブラックでも借りられるという宣伝文句を見かけることがありますが、そこには大きな危険が潜んでいます。正規の貸金業者とそうでない業者を見分ける目を持つことが重要です。

違法な闇金融の危険性

「ブラックOK」「審査なし」「即日融資可能」といった甘い言葉で勧誘してくる業者の多くは、違法な闇金融です。闇金融には以下のような特徴があります。

  • 法外な高金利を要求される(年利数百パーセントも珍しくない)
  • 返済が遅れると職場や家族に執拗な取立てが行われる
  • 完済しても因縁をつけられて関係を切れない
  • 個人情報が他の闇金業者に流される

貸金業を営むには国や都道府県の登録が必要ですが、闇金融は無登録で営業しています。金融庁のウェブサイトで登録業者かどうか確認できますので、少しでも怪しいと感じたら必ず調べてください。

一度でも闇金融と関わってしまうと、抜け出すのは容易ではありません。

個人間融資の落とし穴

SNSや掲示板で見かける個人間融資も危険です。「個人なので審査不要」という触れ込みですが、実態は以下のような問題があります。

  • 法外な利息を要求される(実質的な闇金融)
  • 担保として裸の写真などを要求される
  • 保証金や手数料名目で先に金銭を騙し取られる
  • 個人情報を悪用される

見知らぬ他人が善意で困っている人にお金を貸すことはありません。甘い言葉の裏には必ず罠があると考えるべきです。

ブラック状態での現実的な対処法

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信用情報に問題がある状態で資金が必要になった場合、違法な業者に手を出すのではなく、正規の方法で解決を図る必要があります。

公的支援制度を活用する

生活に困窮している方向けに、国や自治体が提供している支援制度があります。これらは信用情報を問わず利用できる可能性があります。

制度名 対象者 内容
生活福祉資金貸付制度 低所得世帯、障害者世帯、高齢者世帯 無利子または低利子で生活資金を貸付
緊急小口資金 緊急かつ一時的に生計維持が困難な世帯 最大10万円を無利子で貸付
求職者支援資金融資 職業訓練受講給付金を受給する方 月額5万円または10万円を貸付

これらの制度は社会福祉協議会や労働局で申し込みができます。審査はありますが、カードローンのような信用情報を重視した審査ではなく、現在の生活状況や返済能力を総合的に判断されます。

申請から融資までに時間がかかる場合もあるため、早めに相談することをおすすめします。

家族や知人に相談する

プライドが邪魔をして周囲に助けを求められない気持ちはわかります。しかし、闇金融に手を出して状況を悪化させるよりも、信頼できる人に正直に相談する方が良いことは言うまでもありません。

お金を借りる際は、以下の点に注意してください。

  • 借りる理由と返済計画を明確に説明する
  • 借用書を作成して返済条件を明記する
  • 約束した期日は必ず守る
  • 感謝の気持ちを忘れず、関係を大切にする

家族や友人からの借入であっても、口約束だけで済ませるのは避けましょう。後々のトラブルを防ぐためにも、きちんとした形で借用書を交わすことが両者のためになります。

債務整理を検討する

既存の借入の返済に困って新たな借入を探しているなら、それは多重債務のサインです。この状態では借入を重ねても問題は解決しません。

弁護士や司法書士に相談して、債務整理を検討すべきタイミングかもしれません。

債務整理には任意整理、個人再生、自己破産などの方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。確かに信用情報に記録されますが、既にブラック状態なら影響は限定的です。

むしろ、返済の目処が立たない状況を放置する方が危険です。

法テラスでは収入が一定以下の方を対象に、無料で法律相談を受け付けています。弁護士費用の立替制度もあるため、費用面で不安がある方でも利用できます。

信用情報を回復させるために今できること

ブラック状態から抜け出すには、時間をかけて信用を回復させる以外に方法はありません。焦らず着実に取り組むことが大切です。

現在の信用情報を確認する

まずは信用情報機関に開示請求を行い、自分の信用情報を正確に把握しましょう。CIC、JICC、KSCの3機関すべてに開示請求することをおすすめします。

開示請求にはそれぞれ手数料がかかりますが、現状を知ることが改善の第一歩です。

事故情報の登録期間は前述の通り決まっていますので、いつ削除されるかを確認できます。その日まで地道に待つしかありませんが、明確なゴールがわかれば計画も立てやすくなります。

延滞中の借入は完済する

延滞が続いている借入がある場合、まずはそれを完済することが最優先です。延滞が解消されなければ、事故情報の削除は始まりません。

分割での返済交渉も可能な場合があるため、借入先に相談してみてください。

完済後も事故情報は一定期間残りますが、「延滞中」の状態よりは確実に良い評価を得られます。新たな信用を築く準備期間と考えて、焦らず取り組みましょう。

携帯電話料金などを確実に支払う

事故情報が削除されるまでの期間、新たな延滞を起こさないことが重要です。

特に携帯電話の分割払いや公共料金の支払いは、確実に行ってください。クレジットカードが使えない場合でも、銀行口座やデビットカードは利用できますので、支払い手段を工夫しましょう。

ブラック状態でも正規の貸金業者から借りられるという情報は、ほぼ詐欺と考えて間違いありません。困った時こそ冷静に判断し、公的支援や専門家への相談など正規のルートで解決を図ってください。

目先の資金繰りのために違法業者に手を出せば、取り返しのつかない事態を招きます。信用の回復には時間がかかりますが、それが唯一の確実な道です。

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